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更新日:2014年11月11日

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町名由来板:神田佐久間町三丁目(かんださくまちょうさんちょうめ)

地図

  • 設置年月日:平成16年1月21日
  • 所在地:神田佐久間町三丁目21番地(佐久間公園)

町名由来板

江戸時代、この界隈(かいわい)には町人地と武家の屋敷地とが混在していました。「佐久間町(さくまちょう)」の名前の由来は、佐久間平八(さくまへいはち)という材木商が住んでいたことに由来するとされています。
江戸は火事の多い町として知られていますが、とくに享保(きょうほう)年間(1716年~1736年)には、幾度となく大火に見舞われました。そのたびに町の一部に火除地(ひよけち)や代地(だいち)が設けられて南北に分断され、住民は移転を余儀なくされました。
大正十二年(1923年)の関東大震災では、住民が一致団結して火事と闘いました。猛烈な勢いで襲ってくる火の手に、住民たちは力をあわせてバケツリレーをおこない、町を守りました。三十時間にもおよんだ命がけの消火活動のかいあって、佐久間町から和泉町(いずみちょう)にかけての一帯は奇跡的に延焼をまぬがれたのです。
この由来板が立っている佐久間公園は、ラジオ体操会発祥(はっしょう)の地としても知られています。「国民保険体操のラジオ放送(のちのラジオ体操)」が開始されてまもなく、昭和五年(1930年)に万世橋(まんせいばし)警察署の巡査が地域の住民を集め、全国に先がけてこの公園で早起きラジオ体操会を始めました。これを記念して同公園には由来を記した碑が建立(こんりゅう)されています。
神田佐久間町三丁目は、江戸時代から続く由緒ある町名です。長い歴史に培われた(つちかわれた)強い連帯感で結ばれた住民たちは、力をあわせて町を守り抜いてきたのです。

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