更新日:2014年11月11日

ここから本文です。

町名由来板:二番町(にばんちょう)

地図

  • 設置年月日:平成16年3月15日
  • 所在地:二番町14番地

町名由来板

江戸城に入った徳川家康は、城の守りを固めるために、城の西側に隣接するこの一帯に「大番組(おおばんぐみ)」と呼ばれる警備役の旗本(はたもと)たちを住まわせました。ここから、「番町(ばんちょう)」という地名が生まれました。
江戸時代、この界隈(かいわい)には武家屋敷が立ち並んでいましたが、明治時代になると伯爵(はくしゃく)や子爵(ししゃく)、官吏(かんり)の邸宅が並ぶ高級住宅地となりました。現在の二番町(にばんちょう)周辺は、明治五年(1872年)から昭和十三年(1938年)まで「下二番町(しもにばんちょう)」と呼ばれていました。いまは、幅こそ広くなったものの、通りの位置や方向は大きく変わらず、落ち着いた町並みからも往時が偲(しの)ばれます。
明治・大正期の外交官であり、のちに首相となって政党政治を確立させた加藤高明(かとうたかあき)の邸宅は、現在のベルギー大使館の地にありました。
「花物語」「徳川の夫人たち」などの大衆小説で有名な吉屋信子(よしやのぶこ)や、プロレタリア文学の武田麟太郎(たけだりんたろう)も、この町に住んでいました。
ここ二番町では日本テレビの存在も忘れることはできません。昭和二十七年(1952年)にこの場所に開局した日本テレビは、当時、海抜184メートルのテレビ塔をもち、その展望台からは皇居や国会議事堂を望むことができました。
明治、大正、昭和と多くの文化人を生み出した二番町は、これからも文化の発信基地の役割を担っていくことでしょう。

お問い合わせ

地域振興部コミュニティ総務課コミュニティ係

〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1

電話番号:03-5211-4180

ファクス:03-3264-7989

メールアドレス:komisoumu@city.chiyoda.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?